高学年編
指令1「大きな声であいさつをする」
大きな声であいさつができるようになったらOK!
おとなの人に確認してもらおう!
消防士は大きな声を出すことが必要です。なぜなら、火災の現場では、物が燃える音や人の声がいっぱいしていて、消防士の隊員同士で確認する時に、大きな声を出せないといけないからです。
指令2「早く着替える」
はじめに、いつもの着替えのタイムを計ります。
それよりも15秒早く着替えれるようになったらOK!
消防士は、出動の指令がかかったら、とても早く着替えて出動しなければなりません。そのため、消防士は早く着替える訓練もしています。
指令3「宿題と準備をする」
宿題と次の日の準備ができたらOK!
大人の消防士も覚えることや考えることがいっぱいあり、いつも勉強しています。立派な消防士になるためには、しっかりと勉強をすることが大切です。また、消防士は出動の時に持っていくものを必ず準備して、必ず点検しています。
指令4「火災の危険があるところ、火災を防ぐ方法と火災が起きた時の対処法を知る」
読んだらOK!
火災はどのようなことから起こるのかを知ることで、火災を防ぐことができます。
火災が起こった時にどうしたら良いかを知ることで、命や身体や物を守ることができます。
なぜ火災が起きるのか、5つの原因と火災を防ぐ方法を見てみましょう。
たばこ火災
たばこ火災の原因
- ごみ箱に捨てたたばこの吸いがらの火が他のごみに燃え移って火災になる。
- たばこの吸いがらを灰皿にいっぱいためると、たばこの火が他の吸いがらに移って火災になる。
- 寝たばこ(布団でたばこを吸いながら寝てしまい、たばこの火が布団に燃え移って火災になる。
たばこ火災を防ぐためには
- たばこを直接ごみ箱に捨てず、水で確実に火を消してから灰皿に捨てる。
- 寝たばこは絶対にしない。
こんろ火災
こんろ火災の原因
- 天ぷら油、鍋、フライパンなど、こんろに火をつけたままその場を離れてしまうと、火が出て火災になる。
- こんろだけでなく、IHこんろ(電気プレート)でも、火をつけたままにしておくと火災になる。
- こんろのまわりに燃えるもの(フキンやキッチンペーパーなど)があると、火が燃え移って火災になる。
- こんろの火が着ている服に燃え移って火災になる。
- カセットこんろのガス漏れや熱くなりすぎでカセットボンベが爆発する。
こんろ火災を防ぐためには
- こんろやIHこんろに火をつけたら、その場を離れない。離れるときは火を消す。
- こんろのまわりには物を置かず、整理整頓をする。
- 服に火が移らないように防炎品のアームカバーやエプロンを使う。
- カセットボンベの接続がきちんとできているか確認する。
- カセットこんろを使うときは、カセットこんろより大きな調理器具を使うとボンベが熱くなるので気を付ける。
もしも服に火がついてしまったら
- 大声で助けを求める
- 火がついた服を脱げるときは素早く脱ぐ
- 水をかぶって火を消す
- 水がなかったら・・・止まって、倒れて、転がる
ストーブ火災
ストーブ火災の原因
- ストーブの上で洗濯物を乾かすと、乾いた洗濯物がストーブの上に落ちて火災になる。
- カーテンや家具の近くにストーブを置くと、火が燃え移って火災になる。
- ストーブの近くの燃えるものやスプレー缶に火が燃え移って火災になる。
- 布団の近くでストーブをつけたまま寝ると、布団に火が燃え移って火災になる。
- 石油ストーブをつけたまま給油すると火災になる。
ストーブ火災を防ぐためには
- ストーブの上で洗濯物を乾かさない。
- ストーブを使う時はカーテンや家具に近づけない。
- ストーブのまわりは整理整頓をする。
- ストーブの近くでスプレー缶を使わない。
- 寝るときはストーブのスイッチを切る。
- 石油ストーブに灯油を入れる時は必ずスイッチを切ってから給油する。
電気火災
電気火災の原因
- 電気のコードが家具の下敷きになっていて、電気のコードから火が出て火災になる。
- コンセントと電気のコードの間にほこりがたまって、そこから火が出て火災になる。
- たこ足配線をして、電気のコードが熱くなって火災になる。
- 電気のコードが破れて、そこから火が出て火災になる。
電気火災を防ぐためには
- 電気のコードを家具で踏まないように気を付ける。
- コンセントのほこりを掃除する。
- たこ足配線をしない。
- 電気のコードが破れていたら交換する。使用しない。
放火火災
放火火災の原因
- 家のまわりの燃えるものに火をつけられて火災になる。
- 自動車やバイクのカバーに火をつけられて火災になる。
- 空き家、倉庫や物置に火をつけられて火災になる。
放火火災を防ぐためには
- 家のまわりに段ボール、新聞紙やごみを出しっぱなしにしない。
- 自動車やバイクのカバーは防炎品にする。
- ライトをつけて家のまわりを明るくする。
- 空き家、倉庫や物置にはカギをかける。
もしも火災が起きたら
1.逃げる
火災が起こったら、まずその場から逃げましょう。
火災で一番怖いことは、煙を吸うことです。煙には毒がいっぱい入っているので、煙を吸ったら体が動けなくなります。逃げる時は、煙を吸わないように逃げましょう。
煙は天井からたまっていくので床の方はきれいな空気が残っています。姿勢を低くして、口と鼻をハンカチ、タオル、服などでふさいで、あわてずに外に出ましょう。
2.大人に知らせる
大きな声で、「火事だー!」と大人に知らせましょう。
大きな声が出ない時は、物をたたいたりして、大きな音を出して知らせましょう。
3.119番に電話しましょう
火災の時の電話番号は「119」です。携帯電話からもかけることができます。大人の人にかけてもらいましょう。
4.絶対に火災があったところにもどらない
火が消えて安全になるまで、絶対に火災があったところにもどってはいけません。
指令5「住宅防火診断をする」
自分の家の住宅防火診断をして、チェックリストのすべてがクリアできたらOK(住警器点検含む)!
自分の家が火災にならないように、チェックしましょう。
住宅用火災警報器がきちんと作動するか点検をしましょう。
おうちの中で火災の危険がないかチェックしよう
(おうちにないことはチェックしなくてもいいよ。)
修了テスト【高学年編】
全問正解すると認定証がもらえるよ!目指せ全問正解!