トップページ> 火災予防 > 火災予防 > 住宅における電気火災に注意!
各課のお問い合わせ
採用試験
救急病院
住宅用火災警報器の維持・管理
申請書ダウンロード
キッズページ
電子メール申請
消防組合について
統計・情報公開
宇部・山陽小野田消防組合例規集

住宅における電気火災に注意!

 近年、住宅における電気器具類を発火源とする火災が増加しています。調査・分析の結果、以下の3つが主な出火原因であることがわかっています。

モバイルバッテリーなどの充電式電池

 充電式電池は大変便利ですが、適切に使用しないと火災の原因となることがあり、以下のような火災事例があります。

  • 電池を捨てる際に、適切な処理をしなかったことによる発火:リチウム電池を処分する際に、絶縁テープを貼るなど絶縁処理をしないと、電池同士が接触することにより放電して発火する場合があります。
  • 暖房機器で暖められ、内部に熱がこもることによる発火:充電式電池は暖房機器近くに置くなどして暖められると、内部に熱がこもり電池を損傷して発火する場合があります。
  • 水に落としたことによる発火:洗面所などで水に水没させた場合、内部に水が浸み込み、異常が生じ、通電時などに内部でショートして発火する場合があります。
  • 落下による発火:落下などにより、大きな衝撃が加わると、変形や電池内部が損傷し発火する場合があります。
  • 低温下で充電したことによる発火:低温下での電池の充電は、電池に損傷を与えるおそれがあり発火に至る可能性があります。

家電製品

 電子レンジ等の家電製品は、不適切な使用によって火災に至る場合があります。

  • 食品の加熱のしすぎによる発火:食品を電子レンジで加熱しすぎると、水分が蒸発し炭化して発火します。レンジ調理は場合によっては火災につながることを覚えておきましょう。
  • アルミ包装がスパークすることによる発火:アルミなどの金属が使われた容器や、袋などを電子レンジで加熱すると、スパークを起こし、発火する場合があります。
  • 油汚れによる発火:電子レンジ内の清掃を怠り、油汚れなどを放置していると、炭化し急に発火する場合があります。
  • 清掃時の不注意による発火(エアコン):エアコンの清掃中に誤って洗浄液を電気配線にかけてしまい、拭き取ることなく稼働させると、配線がショートし発火する場合があります。

プラグ・コード類

 多くの電化製品に共通するプラグ・コード類でも多くの火災が発生しています。

  • 折れ曲がりによる発火:コードを強く折り曲げ使用していると、内部の配線が部分的に断線し、その部分が発熱し発火する場合があります。
  • 差し込み不足による発火:プラグが完全に差し込まれていない状態で使用していると、電気抵抗が増してプラグが加熱され、この状態が続くと急に発火する場合があります。
  • トラッキングによる発火:プラグを長時間差し込んだままにしておくと、ほこりや湿気により、火花放電を繰り返し、やがて火災に至る場合があります。
  • 踏みつけによる発火:コードを踏みつけていると、折れ曲げと同じように、踏まれている部分が発熱し、発火する場合があります。
  • たこ足配線による発火:延長コード・タップにたこ足配線すると、タップの定格電流を上回る電流が流れ込み発熱し、この状態が続くことで発火する場合があります。
  • 束ねていたことによる発火:コードを束ねたり、巻き付けた状態で使用していると、束ねている部分に熱がこもり発火する場合があります。

火災予防対策のまとめ

 充電式電池や家電製品は、取扱説明書をしっかり確認し、使用方法を守りましょう。異常があれば使用を中止し、PSEマークが表示されている製品を使用することで一定の安全を確保しましょう。

 プラグ・コード類は、家具などの物陰にあることが多く、日頃から気にすることは少ないと思います。定期的に点検を行い、早期に異常を見つけましょう。

 プラグの差し込み口(コンセント)は、完全に差し込まれていないプラグとの間にほこりがたまりやすく、経年劣化により緩くなった受け口、ぐらつく差し刃なども発火する可能性があるので、定期的に抜き差しをして確認しましょう。

 住宅火災のリスクを常に意識し、適切な対策を講じることで火災を防ぎましょう。

 住宅における電気火災に注意(リーフレット)

お問い合わせ

組織名称:宇部・山陽小野田消防局 予防課 調査指導係

所在地:〒755-0027 山口県宇部市港町二丁目3番30号

電話番号:0836-21-7699