管内情勢
構成市の概要
1 宇部市の概要
宇部市は、本州西端の山口県の南西部に位置し、西は山陽小野田市、東は山口市、北は美祢市に接し、南は瀬戸内海に面しています。
交通環境を見ると、鉄道は山陽本線及び宇部線が東西に走り、高速道路は山陽自動車道が市の中央部を横断し、海浜部には重要港湾である宇部港があり、山口宇部空港も市街地に近い位置にあるなど、陸海空それぞれの交通環境が整っています。
気候は、温暖で、雨が比較的少ない典型的な瀬戸内海式気候で、市中央部以北の丘陵地には豊かな自然があふれ、様々な動植物が生息しています。
また、南は海に面していることから、山と海の幸にも恵まれています。市街地には真締川や厚東川が流れ、貴重な水辺環境を有しています。
今日の宇部市発展の礎は、明治期以降の石炭産業の振興により築かれました。
その後、我が国のエネルギーの需要構造の転換にいち早く対応し、近代的な工業都市へと変ぼうを遂げ、現在も瀬戸内有数の臨海工業地帯を形成しています。
この間、急激な工業化の進展に伴い生じた、ばいじん降下による大気汚染などの公害問題に対し、産官学民一体となった「宇部方式」による公害対策に取り組み、この環境改善を図った実績は、産業発展と市民福祉の調和を目指す先進的事例として広く知られるところとなり、平成9年(1997年)、国連環境計画(UNEP)から「グローバル500賞」を受賞し、これまでの環境の保護・改善への功績が高く評価されています。
2 山陽小野田市の概要
山陽小野田市は、山口県の南西部に位置し、東は宇部市、西は下関市、北は美祢市に接し、南は瀬戸内海に面しています。
市中央部から南部の丘陵地や干拓地を中心に発達した市街地を取り囲むように里山、河川、海などの豊かな自然のほか、森と湖に恵まれた公園や海や緑に囲まれたレクリエーション施設があり、優れた自然環境に包まれています。
気候は、年間を通じて温暖で、降水量の少ない典型的な瀬戸内型気候を示し、生活環境としても産業立地上も好条件を備えています。また、市内には山陽自動車道、JR山陽新幹線厚狭駅があり、隣の宇部市には山口宇部空港があるなど、高速交通網の利便性にも富んでいます。
古くから山陽道や山陰と山陽を結ぶ交通要衝の地として栄え、古墳時代から当地を治めていた豪族がいたことを示す古墳群が分布しています。中世から近世初頭に「信濃の国から長門の国に住み着いて厚狭川に大きな堰を造って、荒地であった千町ヶ原に水路を引き、美田をつくった」という大工事がなされていますが、公的な記録には、いつ誰によって築かれたのか、発見されておらず、ここから「厚狭の寝太郎」伝説が誕生したと言われています。
江戸時代には石炭産業が盛んになり、明治期以降、日本初の民間セメント会社が創立されるなど、窯業・化学工業を中心に工業の街として発展してきました。この窯業の歴史を踏まえて、平成15年(2003年)、きららビーチ焼野にガラス工房がオープンし、全国レベルの現代ガラス展なども開催されています。
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人口(人) | 世帯数 | 面積 (平方キロメートル) |
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宇部市 | 161,184 | 79,771 | 286.65 |
山陽小野田市 | 60,464 | 28,812 | 133.09 |
計 | 221,648 | 108,583 | 419.74 |
消防本部等の配置状況
1消防本部、4消防署、4出張所
本部、署・所名称 | 所在地 |
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宇部・山陽小野田消防局 | 山口県宇部市港町二丁目3番30号 |
宇部中央消防署 | 山口県宇部市港町二丁目3番30号 |
宇部中央消防署 東部出張所 | 山口県宇部市大字西岐波761番地1 |
宇部西消防署 | 山口県宇部市厚南中央五丁目6番22号 |
宇部西消防署 北部出張所 | 山口県宇部市大字荒瀬11051番地 |
宇部西消防署 楠出張所 | 山口県宇部市大字船木461番地1 |
小野田消防署 | 山口県山陽小野田市高栄一丁目6番1号 |
山陽消防署 | 山口県山陽小野田市大字厚狭487番地9 |
山陽消防署 埴生出張所 | 山口県山陽小野田市大字埴生3229番地12 |
お問い合わせ
組織名称:宇部・山陽小野田消防局 総務課人事総務係
所在地:〒755-0027 山口県宇部市港町二丁目3番30号
電話番号:0836-21-6112